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【08卒調査】大手とベンチャー。就職するならどっち?


2007年6月11日
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【就職先意識アンケート調査結果】
・回答者の45%はベンチャー派。
・大手派にとっての魅力は「安定」と「仕事のスケールの大きさ」、ベンチャー派にとっての魅力は「挑戦」と「成長」

【調査概要】
調査対象: 2008年度卒業予定のジョブウェブ会員学生
調査期間: 2007年2月28日~3月7日
有効回答数: ジョブウェブ会員学生74名
質問項目: 大手・ベンチャー、就職するならどちらにしますか。その理由も教えてください。
(理由は自由記述) ※文末にコメント抜粋


今年は近年最大の「学生売り手市場」。その言葉を反映するように、大手・安定志向の学生が増加している、という。

リクルートの調査では、「福利厚生・待遇の良さ」「雇用の安定」を求める学生は、過去3年間で急速に増加しているとのことだ。

マイコミ採用サポネットによる12月調査報告においても、
「安定している大手企業に入りたい」「知名度が高い有名企業に入りたい」という学生は、年々増加しているという結果である。なお、同調査では、ベンチャー企業で自分の力を試したい!と考える学生は、全体の4%にも満たないという。

実際、08卒学生の採用活動において、昨年度よりもエントリーが激減し、苦戦を強いられたベンチャー企業様も多い様子である。また、大手企業の人事担当者様からも、「福利厚生に関する質問ばかりで物足りない」という、やや淋しげな声を聞くことがある。

売り手市場のこのご時世、もはや学生達は、「挑戦」より「守り」に入っているのだろうか。極端な話、安定を求めて大手を志望し、ベンチャーには見向きもしない…そんな学生ばかりなのだろうか。

そこでジョブウェブでは、今年1月、絶賛就職活動中の08卒学生に対し、「大手・ベンチャーどちらを選ぶ?」と、ずばり意見を求めてみた。本当に極端な質問で恐縮だったのだが、74名の学生が協力をしてくれた。

結果、やはり大手派の方が多かったのだが、我々の予測を上回る割合で、ベンチャー派の学生も多く、実に45%、というものだった。

結果を細かく見てみよう。

大手派・ベンチャー派の学生は、それぞれ、何を魅力と感じているのだろうか。下記はそれぞれのコメント集計結果である。

Image
大手派のコメントを見るに、大きく2種類の学生に分かれている。まずは「安定」「福利厚生」「制度が整っているから」…といった、いわゆる安定志向の学生である。そしてもう一方は、「仕事のスケールの大きさ」を重視する学生。歯車になるのではという懸念はあるものの、「事業内容の幅広さ」「知名度の高さ」などからやりがいを感じることができそうだ、という。なお、後者の中には、ベンチャーは中途でも遅くはない、という理由から大手に一票、という意見も見られる。

かたや、ベンチャー派はどうか。ベンチャー派は、「成長できそう!」という学生が圧倒的である。若いうちから責任重大な仕事がまかされる、若いうちから活躍できる、若いうちからやりたいことができる・・・等々、とにかく「若いうちから」というフレーズが多く見られる。つきつめると、これら全て「だから成長が早い」という意見に落ち着くともいえそうだ。その他、楽しそう!活気がある!という理由も多く、会社の規模が小さいだけに、一体感がありそうだという意見もあった。

大手派・ベンチャー派の違いで特徴的なのは、大手派はベンチャー批判というか、ベンチャーに入ることのリスク(福利厚生がない、先行き不安、激務等)を理由として挙げる人が多いのだが、一方ベンチャー派のコメントには、「大手のここが嫌だからベンチャー!」といったコメントはさほど見あたらなかったという点である。(歯車になりたくない、やりたい仕事ができない、保守的、の3点のみ。)大手派は冷静型、ベンチャー派は情熱型の学生が多い、そんな見方ができるかもしれない。

大手派にとっての魅力は、「安定・仕事のスケールの大きさ」。ベンチャー派にとっての魅力は、「挑戦と成長」。

いずれにしても、学生は必ずしも安定ばかりを求めているわけではなく、意欲的な学生は、成長できたり、社会に対して影響力のある仕事ができる等、何らかの形で「やりがい」を持てることを重視しているというのは、両者に共通して言えそうである。


<補足>
◇コメント抜粋

■大手派のコメント
<大手の魅力について>
・企業が大きいと扱う事業や内容も大きくなると思うので、その分やりがいがあると思う。大手だと細分化されて自分が行う業務が限定されるので、やる気がしないという意見もあると思う。しかし大手の方が一般の人たちの認知度も高いので、自分が行った業務を多くの人に知ってもらえると思うので、大手に投票した。

・大手に入ると手足になる、とよく言われるが、その中でいかに個性を発揮して自分らしい仕事が出来るかを試してみたい。

・新しいことを考えて,自ら手を挙げ続けることができるという条件付ですが,大手企業では大きくレバレッジの効いた仕事ができるからです.大手では,自分の働きの何十倍もの事業を手掛けることができます.

・フィールドが広い方が大きなことができると思ったから。後は海外へ行く機会や休暇などがしっかりしていそうだと思うのも大きい。

・挑戦するような仕事をしていきたいと思ってはいても、これから結婚したり、子供が出来たりして仕事ばかりの生活を送れない可能性も出てくる。だから、制度が整っている大手で思いっきり挑戦して、出産育児の時期はしっかり休ませてもらいたいから。

・ベンチャー企業は自分が経営者にならなければ意味がない。企業するにしても今までの自分の経験の延長戦上にないと経営も
行き詰ってしまう可能性が大きいので、まずは大企業に行って自分の進むべき道を見つけ、人脈など武器を身につけてからでも遅くはない。

・一度、大きな組織で働いて、上下関係や、マナーを学ぶことは、長い目で見てプラスになると思う。ベンチャーに行くのはそのあとでも十分。

・研究職に就きたいので、ある程度研究施設が整って、研究費もある大手を希望します.

<ベンチャーについての印象>
・ベンチャーは精神的に辛そう。何よりも「安定していない」ことが絶えられない。それに、入ろうと思ったら中途でも入社できる。(大手は新入社員でないと入るのが難しそう。)

・一度経営状態が悪化するとそのまま一気に沈んでいってしまうのではないかという思いがあります。

・最先端の科学技術を研究開発するには、それなりの設備が絶対に必要.そしてそれらはものすごく高価であり、立ち上げたばかりで安定した資本のないベンチャーでは用意できないものだから.


■ベンチャー派のコメント
<ベンチャーの魅力>
・規模よりも、仕事に対してのマインドがベンチャーの方が魅力的と感じました。私は自分の頭の中の考えを、できるだけ早く世の中に形として実現できる仕事がしたいです。地道にスキルアップというより、がむしゃらに仕事をして失敗をしながら成功を探し出してゆく方が性に合うと思いました。

・若手のうちから、自分で考え、動くことが求められる、責任の重い仕事が任せてもらえる可能性が高い。30歳までにビジネスマンとして力をつけようと思ったらベンチャーのほうがよいので。

・会社が一体となって元気がありそう。早く成長できそう。勢いのあるベンチャーで「早さ」「成長」を体感できそう。

・大手だからといって将来ずっと安定しているとは限らない。ベンチャー企業の方がこれからの成長が見込めるし、新人でも大きな
仕事を任せてもらえる確率が高い。組織の大きな大手よりも、比較的人数の少ないベンチャーの方が、自分のやりたいことを実現できそう。

・若いうちから活躍できるといわれているベンチャー。自分はともかく成長したい!という欲求が強いので、厳しくても、辛くても、ベンチャー企業で精一杯働きたいです。

・成長を考えるとベンチャーです。仕事内容は大きく差があり、数年で大きな実力の差となってあらわれると思います。ただ、ベンチャーでは、自分が会社を成長させるという主体性が必要になり、それがないと続かないと思うので、人によって向き不向きは分かれてくると思います。

<大手についての印象>
・大手だと歯車になってしまうとよく聞くから、そうはなりたくないなと思った。また自分の興味のある分野に携わるチャンスが少ないだろうと思った。

・両方の説明会に行くことで実感したのが、やはり大手は安定しているが故に保守的な面が多く、熱意と行動力より慎重性を重んじているように思います。

・大手は規模が大きくてやりたいことをやらせてもらえるかわからないから。


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