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企業説明会で印象に残る会社・残らない会社


2009年10月15日
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「企業説明会って、綺麗事ばかりですよね・・・」「綺麗事ばかりで、選びずらい・・・」

という学生のぼやきをどれほど聞いたことでしょう。

そう言うと「企業の説明と良さのアピールのための、企業説明会じゃないか!!」とお叱りをうけそうですが、実は採用する企業側も、この学生と全く同じような経験をしている事に、お気づきでしょうか?

面接官の立場で、学生の自己PRをたくさん聞いていると、どれも似たり寄ったりに聞こえてきて、ほとんどの学生の自己PRの内容が次第に頭に残らなくなってくる・・・

これは、一日に多くの学生の面接をする面接官であれば、誰しも経験したことのある瞬間。

学生の自己PRも「自分の説明と良さのアピール」ばかりですので、企業側からすれば、奇麗事ばかり・・といっても過言ではありません。だから、たくさん聞いていると、どれも同じに見えてくるわけです。

こうなると、この面接官のボヤキと学生のボヤキの本質は、人間として同じです。

それでは、ここで質問です。

「大勢の中でも、印象に残った自己PRをした子の共通点は何だったでしょうか?」

それこそが、「多くの企業説明会で印象に残る会社になる、大きなヒント」です。

ただ単に奇抜な事を狙った学生が、印象に残ったのでしょうか・・・・? 

多くの場合NOです。
見当違いで、時に苦笑いやドン引きしたことはあるかもしれませんが、リスキーです。

自分は御社で働きたいと思い・・と熱く言われたら印象に残ったでしょうか? 

きっとNOです。みんなそう言います。

それでは、多くの自己PRの中で、なにが記憶に残ったのかというと、

「あの、海外で困った人に出会ったときに、川に飛び込んだ水泳部の子って、誠実そうでよかったよね?」
とか
「バイト先で、いつも~~~を意識して~~していたら、お客さんに花束を貰った子、よかったよね?」

という、具体的な経験話ではないでしょうか?名前は覚えて無くても、経験談は覚えている!

つまり人の心象や印象に残るのは、

「話の流れがあり、そこに信憑性があって、具体的で、その相手の物語に引き込まれた時」

なのです。

これと同じことが、企業の説明会にも言えます。企業の説明は大事なのですが、
同じ業界で同じような説明をたくさん受けた学生は、似たような自己PRばかり聞き続けた面接官の気分。

面接官と同じく、学生も

綺麗で一般的である優等生な説明は、基本脳みそに残っていない可能性大!と心得ましょう。

人間の脳みそに残りやすいのは、

「あの最初すごい~貧乏で大変だった人。あの貧乏度合いすごくない?でもさ、お客さんのために~~や~~をして、やっと5年後に黒字になって、成功しって言っていた人の会社、なんか良かったよねー」

ということです。つまり

「話の流れがあり、そこに信憑性があって具体的で、その相手の物語に引き込まれた時」

それは、脳みその記憶に大きなインパクトを与えるのです。

ガイアの夜明けなどで、出てきた社長や会社が良く見えるのは、社長の苦労話から今の話までドキュメンタリーになっているから。その世界に引き込まれると、親近感が湧いて、脳みそに刻まれます。
そうなると、その会社の商品を街で見た時、そのドキュメンタリーが頭をよぎり、「あ、これはあの・・」と、なぜかじっと見つめてしまったりしませんか?これは、TVコマーシャルや広告では為しえない技です。

自己PRでも企業説明会でも、

自らの説明やアピールだけでなく、人間臭いストーリーを本人が語っていくことが、脳みそに深く刻まれるコツ!

そう心得ましょう。

しかしながら、熱く語るだけでは、単に暑苦しくもなりかねません。
次回コラムでは「印象・心象に残るストーリー作りのコツ」をお伝え致します。どうぞお楽しみに!






執筆者プロフィール

Image 桧良手 とも子(ひらて ともこ)
ヒプノーティス 代表カウンセラー(Jobweb契約キャリアカウンセラー)


米国のシートンホール大学院にてカウンセリング修士号を取得後、帰国。人材紹介サービス会社勤務を経て、株式会社ジョブウェブへ転職。ジョブウェブでは、2005年まで3年半に渡りキャリアカウンセラーとして、講座開発・学生のサポートを続けた後は独立。現在、ヒプノーティス 代表カウンセラー。約7年で7500人以上のクライアントと接する。

 


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