新卒採用メディアのジョブウェブ
お問い合わせ
Home > コラム・ノウハウ > 明日からデキル!採用小手先テク > 「自分で考えて動ける人材かどうか?」を面接で見極める簡単な質問

「自分で考えて動ける人材かどうか?」を面接で見極める簡単な質問


2010年2月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

面接で、学生時代に頑張った事や辛かった経験を聞くというのは王道ですが、
この「絶対にどこかで聞かれるであろう王道の質問」に対して、
学生が話す準備してきたかどうか?を1次~2次面接で見極めるとして、
今回は、それ以降の面接で「自分で考えて動ける学生」=「応用力を持っている人材」を見極めていく質問についてお話したいと思います。



明らかに過去頑張ってこなかった学生&何も準備をしてこない学生は1~2次面接で落ちているでしょう。
一方、2次~3次(会社の規模によっては3~4次)以降の面接に残ってくる学生は、
それなりに頑張った経験を持ったツワモノ達です。


しかし、この2次~3次以降の面接。

「自己PR」
「頑張ったこと」
「過去辛かったこと」
「尊敬できる人は?」
「わが社で、何をしたいか?」
「わが社のどこがいいですか?」
「他を受けていますか?」

・・・などなど、学生からすれば
「面接官が変わるだけで、質問は大して変わらないんですけど・・」という会社も、
決して少なくないのも事実です。


そうはいっても、企業側からすれば過去を掘り下げる以外の方法が、
あまり見当たらないのも事実。


では、どうするか。
面接で何かをいきなりやらせる、という手もあります。しかし、
これでは、瞬発的なアイデア力がある学生は残るかもしれませんが(うさぎタイプ)、
じっくり長い時間をかけて考えることで、良いアイデアを見出すタイプ(かめタイプ)が、
全員落ちてしまう可能性があり、リスキーです。


また適正検査の類もいいのですが、過去、そのような検査の部類を受けた時、
皆さんは自分の結果を見てどう思ったでしょうか?
その結果を(社会人側から)見ても「一部当たってるけど、ここは当たってない気も・・」
と思った経験はないでしょうか?
統計的なものなので、一定の確率で当たってないわけですから、それも当然です。
そういう意味で、それに頼るのもやはりリスキーです。


そうなると、やはり長い過去を紐解いていくしかないのでしょうか?


実は、
学生が「現時点で、自分で考えて動ける人間かどうか?」を今見極める、
簡単な質問があります。



そのヒントは、私が学生の相談に多く乗っている中での、学生からの質問にありました。
学生の質問はいろいろありますが、大体こういう質問が多いというものが決まってきます。
その中でも結構聞かれるのが
「憧れの企業に先輩がいなくてOB・OG訪問ができないんです。どうしたらいいですか?」
「業界をどうやって選んでいいのかわかりません。どう選んでいったらいいですか?」
という質問です。



しかし、内定を沢山獲得する学生が、同様の質問をしてくるのを見た事がありません。
そう、ここに鍵があるのです!


内定を総なめにする学生は、
憧れの企業にOB・OGがいなかったら、OB・OG訪問できないとは考えません。
どうしたら会えるか?と考えるのです。


例えば、ジョブウェブではイベントページで自分でイベントを作り、告知できますので、
○○業界勉強会といったイベントを自分が作ると、
さまざまな大学から同じ興味を持った就職活動生が集めることができます。
内定を沢山貰えるような学生は、そこで仲間を作って業界情報をシェアしたり、
その全員のネットワーク(あらゆる大学の人間がいる)を作って、
実際に憧れの企業のOB・OGに会えるチャンスを作ってしまうのです。



こういう学生は、仕事で難題にぶちあたっても
「~~がないので、~~できない」、
「~~がないので、どうしたらいいですか?」とは言ってきません。
どうしたらいいかを考えて、突破していきます。
仕事をさせても、同じはず!
これが、優秀な「無かったら、作ってしまえる、ホトトギス学生」です。



つまり、学生に

「どのような業界研究をしてきましたか?具体的に教えて下さい。」

と聞くのです。(↑ 具体的に教えて下さい、という部分、大事)
この質問で、今現在の、学生の優秀さ(自分で考えて動く力)が、わかります。



この質問の答えについては、学生も本当の事をいうしかありません。

「インターネットで色々調べました」というのは、
最後残ってきた学生の90%以上は答えるでしょうから、そこは差別化にならないでしょう。

「実際に(同業界の他の)お店に行って、いろいろ見比べてみました」、
「OB・OGがいなかったのですが、自分で業界研究会を立ち上げて、お話を聞かせてもらいました」、
「社長の本を読んできました」・・・等々、そういう具体的な行動を聞くと、
その学生の「今現在の、自分で考えて動く力」がはっきり分かります。


例えば、「OB/OGがいないので、どうにもならない」と本気で思っている学生は、
その他のチョイスがこの世に存在する事に気付いてすらいません。
ですから、「誰にとっても、どうにも出来ない出来事」として、そのまま堂々と答えるはずです。
この学生はきっと仕事でも、困難があれば同じように答える思考の持ち主です。


逆に、「OB/OGがいないので、どうすればいいか?」と考えた学生は、
どうにもならないように見えても、どうにかできる未来を自分でクリエイトできる可能性に気付いています。
自分でネットワークを作るとか、売り場の店員さんに話しかける、
その会社の人がランチにたくさんくる飲食店にいってランチタイムに耳を澄ます、
毎朝その会社の前で掃除をして会社の人に顔を覚えてもらう等、
自分で道無き道を作っていこうという素地があります(全部、過去実際にあった話です)。


このような考えをして、行動できる人間が会社に沢山いたら、頼もしいですね。
この不景気でも、何かをしでかしてくれそうです!


なお「この面接のために、どのような準備をしてきましたか?」も良い質問かもしれません。
ただ、このこの質問は少し抽象的なので、
学生には「え?自己PRを考えて、御社の研究をして・・」などと抽象的に答えられてしまう可能性があります。
これだと意味がありませんので、質問を投げかける側も、


「業界研究(または企業研究)のために、どのような事をしてきましたか?具体的に教えて下さい。」
「あなたは、就職活動の面接を突破するために、自分なりにどのような準備や行動をとりましたか?」



という、具体的に答えられるような質問を投げかけましょう。


それでも学生が抽象的に答えるようであれば、さらに、
「今『わが社の研究』をされたとおっしゃいましたが、具体的に何をしたのか教えて頂けますか?」
と質問を繰り返していけば本筋に戻せます。
ここでは「質問しっぱなし」ではなく、常に答えを本筋に戻していく「面接官の質問力」。重要です。


そして多くの答えを聞くうちに、
「これは誰も言う。」
「これは珍しい!」
「これは素晴らしい!」といった比較ができ、
自然に「誰が欲しい人材か」が分かってくるはずです。


学生の過去をある程度聞いて掘り下げたら、最後は、
『今、目の前に座っている学生の「この瞬間の生き方」』
で判断するのが、来年から働いてもらう上で、最も確かな方法です。


面接が進んで、選考が難しくなってきたら、
「今この瞬間行っている就職活動の仕方について、具体的に問う!」


ぜひ、お試しください。



執筆者プロフィール

Image 桧良手 とも子(ひらて ともこ)
ヒプノーティス 代表カウンセラー(Jobweb契約キャリアカウンセラー)


米国のシートンホール大学院にてカウンセリング修士号を取得後、帰国。人材紹介サービス会社勤務を経て、株式会社ジョブウェブへ転職。ジョブウェブでは、2005年まで3年半に渡りキャリアカウンセラーとして、講座開発・学生のサポートを続けた後は独立。現在、ヒプノーティス 代表カウンセラー。約7年で7500人以上のクライアントと接する。

 


この記事についてTweetする
関連する記事
最新のコラム