エントリーシート いい子ブリッコを見破る質問
2009年6月30日
エントリーシートには「尊敬する人は誰ですか?」など、その人の価値観をあぶりだそうとしているように見える質問があります。
しかしながら、「尊敬する人は誰ですか?」というような質問から、企業は何が知りたいかな?と思う時があります。
エントリーシートは、とっさに答えなければならない面接と違い、答えるまでにじっくり考える時間があります。20歳も過ぎれば、学生とはいえ大人。
そうなると「この質問の答えで、自分をどう見せようか?」と練りこむわけですから、自分より年上の面接官が知らないはずのロックバンドのボーカルを尊敬していても、そこに本音を書くはずがありません。(それくらいは賢いのです)
面接官が持つ人の好き嫌いも視野にいれた時、誰でも尊敬できそうな有名人か、父母や祖父母にしておくのが就活では妥当という判断から「この人で」と決める学生も少なくありません。
普段から親に尊敬の眼差しを向けたこともなく、母の日や父の日に何かしたことさえない。尊敬する人・・といっても、誰も思い浮かばなかった。でも、ここは「親」と書くほうが(子持ちの大人や、男性または女性が多い)企業の面接官にとって聞こえが良さそうなので、父(または母)を選択!「家族のために、いつも一所懸命頑張ってくれているから」と笑顔で答えれば、非常にもっともらしく、良い子に見えそう・・・、そんな計算も見え隠れします。
それくらいの計算ができる子かどうかを知りたいのであれば、これは良い質問です。
でも「家族のために働くお父さんの苦労が分かっているなんて・・・なんていい子なんだ」と素直に感動しているだけなら、学生のほうが上手かもしれません。
私は、ESにおけるこの質問で、その子の本当の価値観が浮き彫りになるか?というと、難しいと思います。
せっかく、学生がじっくり考える時間のあるエントリーシート。ならば、いい子ちゃんぶりっこしずらい、もっと価値観を浮き彫りにできるような質問にすべきです。
例えばですが、
「自分の経験を元に、あなた独自の格言を作りなさい」(引用は不可)
「この格言を作るに至った経験・理由を述べなさい」
このような質問は、それを書く学生にとっても、人生を振り返る良い機会となります。
そして、100人100通りの格言が出てくるはずです。というのも、この質問は、自分の経験からしか作れないように出来ているので、非常に過去の経験や価値観が現れる質問だからです。
100人100通りの格言に、読む側は、目からうろこが落ちたり、大笑いしたり、困惑したり、感動したり。
そして、この格言について、面接の場でより深く具体的に突っ込めば、その人の生き様や人生や価値観が必ずや見えてきます。(表面的にどこかから貰ってきた格言であれば、曖昧な返答ですぐに見破れるはずです)
せっかく考える時間のあるエントリーシート。
そうであれば、受身で答えられる質問ではなく、能動的に答えなければならない質問で、相手の価値観をあぶりだしていきましょう!
良い質問は、学生にとっても価値があり、答えを聞く側にとっても飽きずに面白いもの。
次回は、ESでも面接でも使える、価値観をあぶり出しやすいいくつかの質問パターンをさらにお伝えします!
執筆者プロフィール
しかしながら、「尊敬する人は誰ですか?」というような質問から、企業は何が知りたいかな?と思う時があります。
エントリーシートは、とっさに答えなければならない面接と違い、答えるまでにじっくり考える時間があります。20歳も過ぎれば、学生とはいえ大人。
そうなると「この質問の答えで、自分をどう見せようか?」と練りこむわけですから、自分より年上の面接官が知らないはずのロックバンドのボーカルを尊敬していても、そこに本音を書くはずがありません。(それくらいは賢いのです)
面接官が持つ人の好き嫌いも視野にいれた時、誰でも尊敬できそうな有名人か、父母や祖父母にしておくのが就活では妥当という判断から「この人で」と決める学生も少なくありません。
普段から親に尊敬の眼差しを向けたこともなく、母の日や父の日に何かしたことさえない。尊敬する人・・といっても、誰も思い浮かばなかった。でも、ここは「親」と書くほうが(子持ちの大人や、男性または女性が多い)企業の面接官にとって聞こえが良さそうなので、父(または母)を選択!「家族のために、いつも一所懸命頑張ってくれているから」と笑顔で答えれば、非常にもっともらしく、良い子に見えそう・・・、そんな計算も見え隠れします。
それくらいの計算ができる子かどうかを知りたいのであれば、これは良い質問です。
でも「家族のために働くお父さんの苦労が分かっているなんて・・・なんていい子なんだ」と素直に感動しているだけなら、学生のほうが上手かもしれません。
私は、ESにおけるこの質問で、その子の本当の価値観が浮き彫りになるか?というと、難しいと思います。
せっかく、学生がじっくり考える時間のあるエントリーシート。ならば、いい子ちゃんぶりっこしずらい、もっと価値観を浮き彫りにできるような質問にすべきです。
例えばですが、
「自分の経験を元に、あなた独自の格言を作りなさい」(引用は不可)
「この格言を作るに至った経験・理由を述べなさい」
このような質問は、それを書く学生にとっても、人生を振り返る良い機会となります。
そして、100人100通りの格言が出てくるはずです。というのも、この質問は、自分の経験からしか作れないように出来ているので、非常に過去の経験や価値観が現れる質問だからです。
100人100通りの格言に、読む側は、目からうろこが落ちたり、大笑いしたり、困惑したり、感動したり。
そして、この格言について、面接の場でより深く具体的に突っ込めば、その人の生き様や人生や価値観が必ずや見えてきます。(表面的にどこかから貰ってきた格言であれば、曖昧な返答ですぐに見破れるはずです)
せっかく考える時間のあるエントリーシート。
そうであれば、受身で答えられる質問ではなく、能動的に答えなければならない質問で、相手の価値観をあぶりだしていきましょう!
良い質問は、学生にとっても価値があり、答えを聞く側にとっても飽きずに面白いもの。
次回は、ESでも面接でも使える、価値観をあぶり出しやすいいくつかの質問パターンをさらにお伝えします!
執筆者プロフィール
| 桧良手 とも子(ひらて ともこ) ヒプノーティス 代表カウンセラー(Jobweb契約キャリアカウンセラー) 米国のシートンホール大学院にてカウンセリング修士号を取得後、帰国。人材紹介サービス会社勤務を経て、株式会社ジョブウェブへ転職。ジョブウェブでは、2005年まで3年半に渡りキャリアカウンセラーとして、講座開発・学生のサポートを続けた後は独立。現在、ヒプノーティス 代表カウンセラー。約7年で7500人以上のクライアントと接する。 |


