• ヒューマンロジック社のセミナーに参加してきた。この会社が保有している、FFS理論というノウハウはすごい。チームの構成員のタイプを把握し、最も生産性を高めるための組み合わせを提示してくれる。

    世に、適性検査というものは数多あるけれど、「個」を見るものが多く、組織の最適化に活かせるものはそう多くない。一部、あることはあるが、実証研究が十分されていないものが大半だ。それに比べると、限定的ではあるが、アメリカでの軍隊での大規模・長期間にわたる実証研究を通じて編み出されたこのFFS理論はおそらく、組織を組み立てる「チーミング」の理論の中では最高峰のものの一つだろう。

    僕自身がこのメソッドに出会ったのは、6年前のこと。まだ駆け出しのコンサルタントだったころだ。その頃は自分自身の力を磨くことと、目の前の仕事をこなすことに一生懸命で、「ふーん。こんな考えがあるのか。」ぐらいにしか、考えることができていなかった。

    しかし、ジョブウェブに転職し、後輩が出来、いつしか部下が20人近くなったころ、自分が保有・経験してきた人・組織に関する考え方では限界が来ていることに気付いてしまった。

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    1)景気が後退局面に入り、既存の社員でより多くの成果を生み出す方法を考えなければいけなくなった。

    2)「一人前だ」と感じた後輩に部下を持たせたところ、うまく指導できず部下のモチベーションが下がったり、長所を伸ばしたりすることが出来ないケースが数件立て続けにおきた。

    3)限られた人員、時間で、新規ビジネスに進出し、かつ成功させる必要が出てきた。

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    以上3点の問題意識から、かつて学んだFFSの考え方を紐解き、トレーナーにつき、FFS理論に基づいたトライアル(社員に対しての簡易テスト実施、上司-部下の組み合わせの変更、理論に基づいたチームを組み短期で成果を追求する組織を組成)してきた。

    結果…。

    確実に成果が出ているのですよ!これがまた。一番の収穫はテストによって、各人の行動や思考特性を把握することが出来たので、効果的なチーム編成やレビューの仕方、行動を予測できるようになったことかな。予測ができるというのは素晴らしい。予測通りの結果がでれば、素直に喜べばいいし、予測と異なる結果が出たら、その原因を探ればいい。いずれにしても、スピーディーに対策が立案できるようになった。

    人が持つ力を120%発揮できる組織を作る。人の能力と可能性を信じる。まさにわが社の思想にぴったりの理論だったわけですよ。

    来週には、ヒューマンロジック社と共同で、弊社の顧客に対してセミナーを開く。多くの企業様で導入いただき、人材の価値を引き出す一助として頂ければいいのだが。

  • fukui 05.03.2009 No Comments

    気付けば、「ジョブウェブで就職活動」というタイトルなのに就職活動についての書き込みを一切していない。まぁ、いいのだが。真に就職活動に役立つメッセージとは、「就活対策本」に書かれるようなメッセージではないと信じる。というか、就活対策本って、なんだろうね。世の中にある95%の就職対策本には意味がない。いくつか理由があるが、決定的な理由と思われるものを下記に挙げる。

    1)ターゲットが絞られていない。 東大生の就活と、地方の私立大学の就職活動ってまったく違うだろう。男女によってもやっぱ違うだろうし、年齢によっても違う。学校での専攻によっても変わるだろう。企業に例えていうと、トヨタと光岡自動車が同じ戦略を取れるかというと、取れない。にも関わらず、全国50万人の就活生を相手に「こうやれば、間違いなし」的なメッセージを伝えている本が多い。これまで歩んできた道、積み重ねてきた経験によって、採るべき就活戦略も異なってしかるべきなのに、一般論で語っている本が多すぎる。まぁ、読者層を絞りすぎると、部数が売れないから、絞れない。とも言えるが。

    2)実際に採用活動にタッチしていない人が本を書く。 就職本を書いている人の多くは、人事・採用業務を経験していない。あるいは経験していたとしても、ほんの数社。それも「大昔に、○○で採用やってました。」というような人ばかりだ。確かに原理・原則は変わらないところもあるので、参考になる部分もあるだろうが、抑えている範囲が狭すぎる。業界や規模や応募人数が異なれば、当然採用活動や選考のやり方も変わってくる。書いた人がかつていた業界などであれば、多少参考になるだろうが、それを覚悟で読む必要はあると思う。しかも、採用手法は毎年変化するし、年々高度化する。採用環境だって変わる。

    以上、見ていくと、就職本で得られるのは、「基礎的な原理・原則」だけだ。もっともそういった原理・原則すら出来ていない人がいるから、こういうコラムが多少読まれたりするわけだが。(それで僕はお金をもらえているのでいいのだが。)

    就職本で最低限の原理・原則を抑えた後は、自分自身の現状を分析し、現状にあった戦略を練るしかない。結局、就職活動はビジネスの世界に飛び込む予行演習的なところもあって、「現状分析→戦略立案」ということがしっかり出来ている人は、まぁ、就職活動はそこそこうまく行くだろう。

    そういう意味でいい就活本は「原理・原則」をしっかりと述べていること。書いてあることが「限定的」であることを自ら認めていること。その2点になるのかな。

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    ビジネスと一緒だけど、「高すぎる目標」は失敗のもとになる。

    「現状分析」が甘ければ、目標設定を見誤る。

    かといって、チャレンジしなければ、何も得られない。

    とはいったものの、準備不足なままチャレンジして玉砕する人のなんと多いことか。

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    本当に就職活動で「必勝」の戦略を挙げるとしたら、大学1年の頃から徹底的にビジネスについて学び、学ぶだけではなくてインターンシップ等を通じて実践するしかないかな。と思う。既に社会に出る準備の出来ている人は、大人の目から見るとやたら優秀に見えるからね。

    あぁ、なんか救いのないエントリを書いちゃったな。もし、救いがあるとすれば、「誰もが何らかの長所を持っており、その長所を発揮して活躍できる場所が必ずある。」という事実だろうか。まぁ、祈っても無駄だけど、

    考え、行動せよ。されば救われん。

    ということは言えるかな。