• 春。別れと出会いの季節ですね。

    うちの社長がある会社の役員の方にご挨拶のメールを送ったところ、次のような返事をもらったとのこと。
    非常に印象に残る言葉だったので、転記。

    「人生も会社も、いろいろな山谷、紆余曲折があるものだなぁとしみじみと感じます。
    ただ言えるのは、会社間の付き合いよりも、個人間の信頼関係のほうが常に強固で、
    寿命も長いということです。」

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    弊社の中途社員は、社員からの紹介で入ってきた方がほとんどで、例外なくハイパフォーマーだ。
    紹介会社に登録すると、ある意味不当に評価されるかもしれない人でも、個人間の信頼関係、あるいは実力を知り尽くしている個人からの紹介になるので、実力と適性を評価できる。

    もっとも、これは弊社に限ったことではない。世の中の企業の多くが、「知り合いからの紹介」というルートで人材を採用しているのではないだろうか。会社間の付き合い、マッチングシステムも非常に重要だが、「差別化」という観点からいうと、個人間の信頼関係に基づき、マッチングシステムから漏れてしまう人材を適切な場所に紹介する。というビジネスは成り立ちうる。(ただし、以前のエントリでも述べたが、紹介事業には構造的な問題があるので、紹介した先から費用を頂くというモデルは、「求職者」の立場から考えると適切でない場合も多い。)

    そのやり方が、効率がいいか、悪いかはまた別の問題で、そこはモデルの組み方次第だろう。という気はする。
    ただ一ついえることは、間違いなくそこにニーズは存在すると言うことだ。

    今も昔も、そして、中途採用市場が急成長していた昨年までも、常に「個人間による紹介」は転職の主要ルートであった。この不況下、確かに転職は厳しくなっている。しかし、さっくり転職を決める人も数多くいて、その人達は、信頼関係のある家族、友人、取引先が多かったということだ。(もちろん、良い仕事をし続けてきた。という前提条件はある。)

    株式会社という存在を否定するわけではない。
    人間が産んだ偉大な発明の一つだし、世の中の多くのことを解決してきた存在だ。
    一つの問題が解決されると次にまた改めて、新しい問題が発生する。
    これは社会自体が進歩している証だ。

    工業化がなければ、環境破壊もなかった。
    工業化を否定するのではなく、受け入れることで、更なる進歩のプロセスを刻むことができる。

    人材分野に関してもきっとそうだ。
    紹介によるマッチングビジネスが出来て、転職市場が活発化した。
    だからこそ、起きている問題もたくさんある。
    しかし、それを進歩のプロセスの中で解決していくことこそが、株式会社の使命だと思う。

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    本当に必要なキャリア支援のサービス(そして、ある意味転職支援のサービス)とは、「能力を磨き、高める場を設けること」「信頼関係を築ける仲間と出会えること」なのではないかと、改めて思ってみたりする。

    ジョブウェブが取り組んでいる、自分未来塾もそういう場にしたいと思うし、出来るのではないか。
    という直感がある。