処女作として書きたいと思っているのは、ちいさな港町で祖父母と暮らす少年の物語だ。
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祖父母は少年に世界を知ること、生きることの素晴らしさを説く。
祖父母は少年を愛し、少年もまたそれにこたえる。
しかし、いつしか少年は成長し、祖父母と暮らす生活を窮屈に感じるようになる。
少年は都市で働くことを夢見るようになり、そしてその願いを叶える。
祖父母は少年の旅立ちを喜び、多くは望まなかったが、二つだけ少年にお願いをする。
「自分たちが死ぬときには一度帰ってきて欲しい。可能であれば、自分たちが
少年とともにこの時代に生きていたことを思い出して泣いて欲しい。」
少年は深くその意味を考えることなく明るく返事をし、自分自身の未来に向けて旅立つ。
少年は忙しく働き、祖父母との生活も徐々に思い出の中のものとなっていく。
時々祖父母達のことを思いだし、胸が苦しくなることもあるが、
少年には仕事があり、都市での生活があり、胸の苦しさは日常の中に消えていく。
そんなある日、祖母の訃報を聞く。
慌てて帰る少年を迎えたのは、驚くほど小さくなった祖父。
そして祖父は、祖母を送ったのち、後を追うようにして死を迎える。
少年は祖父母との別れの場で、きっと涙が溢れるだろう。と考えていたが、
不思議と別れの日に涙が出ない。心が自分の心でないようだ。
自分は変わってしまったのか。自分は祖父母との約束も果たせない、不義理な人間だったのか。
少年は自らに問い、悩む。
しかしそんなある日、少年に
祖父母の生と死の本当の意味に気付く、ある事件がおこる。
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こんな感じで書こうと思う。
昔読んだ本に、「The Giving Tree(邦題:大きな木)」っていう印象深い絵本があったけど、僕流の「The Giving Tree」
に出来たらな。と思う。
ただ、はじめての作品で、生と死をテーマとして扱うっていうのはどうかと思う。
だから、もしかしたらこのストーリーはしばらくは自分の内で温めるままにしておこうか、とも思う。
でも、いつかは書きたいと思う。
「生と死」が表のテーマだとしたら、「家族」が裏のテーマだ。
家族というと、父母や兄弟姉妹との関係性を書くのが普通かとも思うが、どうしても祖父母との関係を書きたいと思った。
少子化が進み、毎日がますます忙しくなる中で、
「祖父母と孫達が一緒に暮らす生き方」にもう少しスポットライトをあててもいいと思う。
もちろん、嫁姑問題に代表されるように、そういう暮らしにはなかなか抵抗もあると思うけれど、祖父母や父母、子どもや孫との関係も時代と共に変わり続けている。
祖父母と少年の関係を描くために、あえて父母の印象は薄くする。
ただ、いつかは祖父母という立場になる父母たちに読んでもらえるような本にできたら…と思う。





