• fukui, 今週の一冊 08.10.2009
    深海のYrr フランク・シェッツィング

    深海のYrr フランク・シェッツィング

    2004年ドイツで出版され、200万部を超える大ベストセラーとなった本作。専門家への取材や現地の調査に4年の歳月をかけた本書は、海洋冒険物語の大作中の大作だ。

    日本では文庫本が2008年春に発売されたが、当時は地下鉄の車両の中に、「深海のYrr」を読んでいるビジネスパースンを本当に良く見かけた。

    —-
    始まりはペルーだった。静かな海で漁師たちの行方不明が相次ぐ。北海油田があるノルウェーの近くでは、メタンハイドレートを食べる奇妙な
    ゴカイが現れ、カナダ沖では、クジラが人を襲いはじめる。フランスではロブスターが爆発し致死性のウイルスが撒き散らされる。

    母なる海で、いったい何が起きているのだろうか。。
    —-

    あらすじはこんな感じ。次から次へと、常識では考えられない事件が起こる。キーワードは「海」 様々な専門家がその調査に乗り出す。CIAはテロに類する陰謀説を唱えるが、生物学者シグル・ヨハンソンは全ての現象をつなげ、まったく新しい仮説を導き出す。

    正直言って、読み始めたときは「あぁ、海を題材にした事件ものね」とバカにしていた。中巻で、大惨事がおきたあたりで、正直もう読むのをやめようかと思ったぐらいだった。

    しかし、その後の展開が凄い。まさに、事件は「確かに答えはそれしかない」というひとつのストーリーに事件は収束していく。時間をかけて読むに値する小説だ。

    (評価)
    – 海や自然環境。深海の不思議な生物に興味のある人にとって
    ★★★☆☆ (星3つ。驚くべき展開に心を掴まれる。)

    Posted by fukui @ 8:40 PM

  • Leave a Comment

    Please note: Comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.

ReTweet!!!!

Twitterでのつぶやかれ