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”The Social Intrapreneur – A Field Guide for Corporate Changemakers”: ソーシャル・イントラプレナー vs. ソーシャル・アントレプレナー

こんにちは、玉沖貴子です。

今回は、読者のみなさんも抱いていらっしゃるであろう「そもそも、ソーシャル・イントラプレナーって、ソーシャル・アントレプレナーと何が違うの??」という素朴な疑問に答えて行きたいと思います。

この疑問について、“The Social Intrapreneur”の論文では次のように紹介されています。

ソーシャル・イントラプレナーとソーシャル・アントレプレナーの大きな違いとは何であろうか?それはかなりの数挙げられるが、最も重要な点の一つは、個人ベースのソーシャル・アントレプレナーと違い、ソーシャル・イントラプレナーは潜在的に大規模組織のリソースを有効活用できることである。


そして、具体的に以下のような“両者の違いの早見表”も紹介されています。

チェック項目ソーシャル・アントレプレナーソーシャル・イントラプレナー
1イデオロギーや規則などの制約に縛られない
2社会的・環境的な課題に対して、現実的な解決方法を見出し、実践する
3社会的・環境的な課題に対して、新しい商品・サービス・アプローチ方法を見出すことでイノベーションを起こす
4第一にそして最大に社会的な価値の創造に重きを置く
5上手に企業文化や戦略、事業プロセスを誘導する
6ビジネス用語を使うことを強いりながら、起業家精神を伝える
7多様な社内の部署を横断してチームを構成し、牽引することができる
8十分に準備が出来る前に問題に飛び込む
9自らがリスクを引き引きとる確固たる決意を持っている
10変化を求める情熱と影響を計測・把握していくことを併用する
11官僚的なやり方を好まず、健全な焦燥感を持っている
12自分の組織を運営する


こう見ていくと、活躍のフィールドが企業の内側か外側かの違いだけで、「ビジネスを通じて社会・環境問題を解決したい」というマインドは両者に共通しているとも言えます。

実際に、ソーシャル・アントレプレナーが自分で事業をやっていく上でも企業と連携していく必要が出てくるケースが多く、そんな場合の企業の担当者はソーシャル・イントラプレナーに違いないと言えます。

また、逆に企業の中でソーシャル・イントラプレナーが新たな取り組みをしていこうと模索する時、自社だけで出来ることには限界があり、重要なステークホルダーとして、外部の協力を得ていく必要が出てくることが多々あります。そんな時に強力なタッグを組んでくれるのがソーシャル・アントレプレナーであるケースも少なくありません。

つまり、両者は同じ志を持ちながらも、それぞれが最もパフォーマンスを発揮できると信じる場所で、お互い協力・連携しながら活躍するという関係にあると言えます。



玉沖貴子
京都大学経済学部卒 トヨタ自動車(株)、(株)船井総合研究所を経て、現在(株)クレアンにてCSRコンサルティングに従事。さらにGift- japan事務局の一員として、BOPマーケット、ソーシャル・イントラプレナーに関する研究活動に取組む。

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